色々な宅配クリーニングサイトでおすすめされている「リネット」。
どのサイトでも軒並み高評価なので、悪いところはないのか不安ですよね。
詳しく調べてみると下記のような悪い口コミを見かけました。
- 仕上がりがイマイチ
- 段ボールに入っているのでシワが気になる
- ニオイがする
- 思ったより金額が安くなり、送料が加算されてしまった
このページでは、宅配クリーニングのリネットを利用した正直な感想をまとめています(デメリット含む)。
結論を言ってしまうと、価格・早さ・仕上がりに文句なしで、日常使いにおすすめできるサービスです。
ただデメリットももちろんあって、北海道・沖縄の方は送料が高いので、利用するにはハードルが高いかもしれませんね。
目次
宅配クリーニング「リネット」を実際に利用してみた評価
料金 | ★★★★☆ |
早さ | ★★★★★ |
仕上がり | ★★★★☆ |
対応 | ★★★★★ |
サービス内容 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
宅配クリーニング「リネット」とは?
「リネット」は、株式会社ホワイトプラスが運営する宅配クリーニングサービスです。
衣類のほかに、靴や布団の宅配クリーニング、保管サービスもセットになったプレミアムクローク」もあります。
今回は、衣類のクリーニングを実際に利用してみました。
リネットで宅配クリーニングを利用するには、通常会員またはプレミアム会員として登録する必要があります。
リネットのプレミアム会員と通常会員の違い
プレミアム会員は、通常会員では受けられない様々な特典を受けることができます。
送料無料になる金額やお届け日が違うほか、特典が全然違います。
詳しいサービス内容は、下記のボックスをタップ(またはクリック)すると表示されます。
- クリーニング全品30%引き
- クリーニングの点数に関係なく送料無料
- プレミアム会員の会費390円(税抜)が初月無料
あくまで初回利用時のみで、2回目以降は受けられません。
普通に考えて、初回利用するなら通常会員よりもプレミアム会員に申し込んだ方がお得です。
利用を考えている方は、プレミアム会員へのご登録を忘れないようにしましょう。
ひとつ注意点を挙げるなら、プレミアム会員に申し込むと解約の手間があるということですね。
利用しなくなった場合は、解約手続きを忘れずに行いましょう。
リネットでは一定金額を超えると往復送料が無料になります。
少ない利用金額で送料無料にしたいなら、プレミアム会員に登録しておきましょう。
プレミアム会員 | クリーニング代金3,000円以上で送料無料(※北海道・沖縄は5,000円以上) |
通常会員 | クリーニング代金10,000円以上で送料無料 |
「ちょっとクリーニングに出したい」と思っても、10,000円以上のクリーニングはなかなか厳しいものがありますね。
日常的に利用するなら断然プレミアム会員がおすすめです。
対象地域は東京23区のみ。
1回の注文につき、別途300円(税抜)がかかる有料サービスです。
下記の時間帯なら、集荷や配達の時間を1時間単位で指定できるサービスです。
- 朝6時~10時
- 21時~24時
あまり自宅にいないような忙しい方に向けたサービスで、「朝に集荷を依頼して、次の日の夜に受け取る」というようなこともできます。
無料で利用できますが、対象地域は東京23区のみ。
プレミアム仕上げは、リネット独自の7つのケアが受けられるサービスです。
- ドライ全品 リファイン加工
- 水洗い全品 柔らか加工
- ワイシャツ 抗菌防臭加工
- 毛玉取りが無料
- 毛取りが無料
- ダブルチェック
- 全品無料でシミ抜き
着心地がよくなったり、新品のような仕上がりになるのなら、ぜひ利用したいですよね。
個人的に「これ助かる!」と思ったのが、毛玉取り。
長く着ているとどうしても毛玉ができてしまいますが、毛玉があるとだらしないですし、古い印象を与えてしまいますよね。
プレミアム会員なら無料で受けられるのもありがたいところ。
「リネット安心保証」は、プレミアム会員を対象としたクリーニングの保証です。
- 不満がある場合、30日以内なら再仕上げ
- 再仕上げにも不満があれば全額返金
- 事故があった場合、対象品の再購入価格を100%保証※ただし1点あたり最大10万円、1注文あたり最大20万円まで
より安心してクリーニングを利用してもらうための保証内容になっています。
保証の有無は、そのクリーニングサービスが信頼できるかどうかにも関わってきますので、利用するなら保証があるサービスを選びましょう。
プレミアム会員なら、利用金額や条件に応じてスタンプがたまります。
スタンプが15個たまるとクーポンと交換可能。
スタンプが貯まる条件は下記のようになっています。
条件 | スタンプの数 |
---|---|
プレミアム会員継続※毎月 | 2 |
誕生日 | 5 |
1回の注文合計3,000円未満 | 1 |
1回の注文合計3,000円以上 | 2 |
1回の注文合計5,000円以上 | 5 |
1回の注文合計10,000円未満 | 10 |
スタンプカードは「シルバー→ゴールド→プラチナ→???」とランクアップしていく仕組みです。
クーポンの期限は4ヶ月間。
プレミアム会員を退会するとスタンプカードも失効してしまうので要注意。
通常会員なら自分でダンボールを用意しなければいけませんが、プレミアム会員なら無料でもらえます(通常便利用時のみ)。
ただし、集荷時にダンボールを持ってきてくれるので、その場で洋服を詰めなければいけないという条件付きです。
プレミアム会員の会費支払には、「月会費プラン」と「年会費プラン」があります。
年会費プランで契約した場合、400円分の回数券×6枚がもらえます。
400×6=2,400円分。
年会費は年間4,680円なので、回数券の2,400円分を引くと実質半額というわけです。
リネット アイテム別の料金表
品目 | 通常の料金 |
---|---|
ワイシャツ | 290円~ |
ブラウス | 550円~ |
ジャケットスーツ(上) | 950円~ |
パンツスーツ(下) | 660円~ |
カーディガン | 780円~ |
Tシャツ | 410円~ |
プリーツフレアスカート | 1,030円~ |
ワンピース | 1,230円~ |
コートハーフコート | 1,900円~ |
ダウンジャケット | 2,850円~ |
リネットのオプション料金(追加料金)
クリーニングに出す衣類によっては、通常料金とは別に追加料金がかかる場合があります。
対象 | 追加料金 |
---|---|
デリケート素材 | +200円 |
装飾品 | +200円 |
その他 | +200円~ |
詳しくはリネット公式サイトの追加料金をご覧ください。
リネットの送料
下記がそれぞれの送料と、送料無料までの金額の一覧です。
プレミアム会員
送料無料 (1個口あたり) | 往復送料 | |
---|---|---|
北海道・沖縄以外 | 3,000円以上 | 1,800円 |
北海道・沖縄 | 5,000円以上 | 2,600円 |
通常会員
送料無料(1個口あたり) | 往復送料 | |
---|---|---|
北海道・沖縄以外 | 5,000円以上 | 900円~1,800円 |
北海道・沖縄 | 10,000円以上 | 1,300円~2,600円 |
※北海道・沖縄以外の場合、8,000円未満で送料1,800円、8,000円以上~10,000円未満で送料900円。※北海道・沖縄の場合、8,000円未満で送料2,600円、8,000円以上~10,000円未満で送料1,300円。
プレミアム会員・通常会員どちらも、初回は利用金額に関係なく送料無料で利用できます。
リネットの支払い方法
リネットの支払い方法は2種類。
- クレジットカード決済
- 代引き決済 ※手数料300円(税抜)
リネットを実際に利用した感想・レビュー
今回のクリーニング申し込み時には、ダンボールを自分で用意しました。
梱包に使ったのはAmazonの箱だったのですが、クリーニング後はリネットのダンボールになって届きます。
お礼状が入っている点は、気遣いを感じますね。
次回以降も利用できるようにリネット専用のバッグが入っていました。
ダンボールを用意したり、届けてもらう手間がはぶけますね。
クリーニングに出したコートとワイシャツは、こんな感じで梱包されていました。
箱の中には、パンフレットと「アフターケアのご案内」という紙が入っています。
クリーニングの仕上がりに不満がある方は目を通してみるといいと思います。
私はワイシャツのシワが気になったのですが、「1日つるして掛けておく」と書いてありました。
衣類は二つ折りになっていますが、折り目がつかないように緩衝材(紙)が挟まっています。
緩衝材(紙)は、普通に燃えるゴミとして捨てられます。
ダンボールに入っているとシワになりやすいので、これは助かりますね。
シワが気になった以外には、特に不満はないです。
普通にきれいです。
ちなみにハンガーは、次回以降のクリーニングで一緒に袋に入れておくと回収してくれます。
ワイシャツ
クリーニング前のワイシャツは、以下の点が気になりました。
- 首元の汚れ
- ポケットの汚れ
- 背中のシミ
まずは首元の汚れ。
自宅で洗濯するだけでは、首元の汚れがとれません。
↓ after
少しきれいになりました。
続いて、ポケットの内側の汚れ。
↓ after
うっすら残っていますが、かなり目立たなくなりました。
そして背中のシミ。
↓ after
シミは完ぺきに落ちました。
(※シミみたいに見えるのは、ボタンの影です)
タグも、ワイシャツに穴を開けないようにつけられています。
コート
クリーニングに出す前は、ところどころ毛玉ができていました。
↓ after
クリーニング後は毛玉がきれいに。
ただ、タグが安全ピンで留められていたのは気になります。
このコートは着古しているので別にいいのですが、新しめのコートなら穴はあけて欲しくないですね。
今回のクリーニングでかかった費用
ワイシャツ1枚とコート1枚で2,365円でした。
クリーニングの料金は、クリーニング品を発送した後に届く「お届け日とクリーニング料金について」というメールに記載されています。
追加料金などがある場合も、このメールに記載されています。
料金明細があると、わかりやすくていいですね。
ちなみに料金請求のタイミングについてですが、私の場合はこのメールが届いたその日に、クレジットカードの方へ請求が来ていました。
ネットで見かけた評判や口コミは本当だったのか?
ネットでよく見かけたリネットの評判・口コミは下記のようなもの。
- 仕上がりがイマイチ
- 段ボールに入っているのでシワが気になる
- ニオイがする
- 思ったより金額が安くなり、送料が加算されてしまった
これらの口コミが本当なのか実際に試してみた結果、下記のとおりでした。
仕上がりがイマイチ | × |
---|---|
段ボールに入っているのでシワが気になる | △ |
ニオイがする | × |
思ったより金額が安くなり、送料が加算されてしまった | △ |
仕上がり、ニオイについては全く気になりませんでした。
ダンボールから出した直後ワイシャツのシワが気になりましたが、注意書きどおり1日ほど掛けておくと伸びます。
ただ、完全に消えるわけではないので、気になる方は気になるかもしれません。
「思ったより金額が安くなり、送料が加算されてしまった」という点については、可能性としてはあり得ることです。
リネットは実際にクリーニングに出すまで合計金額がわかりません。
送料無料ギリギリのラインであれば、余裕をもってもう1~2枚追加でクリーニングに出すと安心です。
クリーニング申し込み~完了までにかかった日数(北海道の場合)
12月17日 | リネット申し込み |
12月18日 | 夕方に集荷 |
12月20日 | 料金確定メール |
12月22日 | お届け日お知らせメール |
12月25日 | 夕方に到着 |
申し込み~クリーニングお届けまでにかかった日数は8日間でした。
当日集荷なら、ちょうど1週間ですね。
やっぱり北海道で宅配クリーニングを利用すると日数がかかります。
リネット 3つのメリット
- 初回のキャンペーンがお得
- 申し込み時、クリーニングに出す衣類の数を入力する手間がない
- 集荷前に届くメールに「クリーニングの注意点」が記載されていて助かる
1:初回のキャンペーンがお得
リネット最大のメリットは、初回キャンペーンがお得なところです。
初回特典の内容は下記のとおり。
- プレミアム会員なら初回30%引き
- 初月のプレミアム会員費が無料
- 初回は利用金額に関係なく送料無料
- 送料無料
初回しか利用しないという方も、プレミアム会員へ登録した方がお得ですね。
(プレミアム会員は、お好きなタイミングで解約可能です。)
2:申し込み時、クリーニングに出す衣類の数を入力する手間がない
リネットは、クリーニングに出す衣類の数量を入力する手間がありません。
ダンボールに詰め込んで配送業者に渡せば、あとはリネットの方で数量やジャンル分けをして料金が確定されます。
たくさんの衣類をいっぺんにクリーニングに出す時や、いちいち数えるのが面倒という方にはぴったりです。
3:集荷前に届くメールに「クリーニングの注意点」が記載されていて助かる
リネットでは、初めて宅配クリーニングを利用する方にもわかりやすいように、注意点や確認点をメールに記載して送ってくれます。
クリーニングの申し込みをして、集荷日時が近づくと「お洋服お引取りのご連絡」というメールが届きます。
このメールに、細かな注意点や事前に確認するべきポイントがしっかり記載されているので、初めて利用する方は目を通しておきましょう。
- 追加料金がかかるもの
- クリーニングに出すときの注意点(付属のファーは外す、ポケットの中身を確認など)
- 取扱除外品(クリーニングできないもの)
- お届け日に関する注意
「あ、忘れてた!」と思うような項目もあるので、このメールサービスは助かりました。
リネット 4つのデメリット
- 料金がいくらなのか、申し込み時点ではわからない
- 衣類によっては、うっかりクリーニングに出すと追加料金がかかる場合もある
- 通常会員はダンボールや紙袋を自分で用意する必要がある
- 北海道・沖縄からの申し込みは送料が高い(送料無料までのハードルが高い)
1:料金がいくらなのか、申し込み時点ではわからない
リネット申し込み時には、料金がどのくらいかかるのかわかりません。
「お届け日とクリーニング料金について」というメールが届いて、はじめてクリーニングの料金がわかる仕組みです。
「先にどのくらいの料金がかかるか聞いて、金額次第でクリーニングに出すのをやめる」ということはできません。
近所のクリーニング屋さんだと、当たり前のようにできますよね。
「金額がわかる=金額が確定している」なので、思ったより高額だったとしても必ず支払わなければなりません。
反対に、「思ったよりクリーニング料金が安くて、送料無料の対象にならなかった」ということもあり得ます。
「どうしても事前に金額を知りたい!」という方は、リネットのホームページで料金シミュレーションを利用してみてくださいね。
料金シミュレーションは、自分でアイテムを分類して計算する必要があります。
そもそも項目が多くて分類がちょっと難しいので、あくまで目安だと考えてください。
2:衣類によっては、うっかりクリーニングに出すと追加料金がかかる場合もある
リネットでは、クリーニングに出した衣類によって追加料金がかかる場合もあります。
たとえば、カシミアなどのデリケート素材、スパンコールやフリルなどの装飾品、ファー素材などですね。
うっかりクリーニングに出してしまうと、自動的に追加料金が加算されるので要注意です。
3:初めて申し込む場合、通常会員はダンボールや紙袋を自分で用意する必要がある
初めて申し込む場合、通常会員ならダンボール(または紙袋)を自分で用意する手間があります。
プレミアム会員はダンボールを届けてもらうことができますが、集荷と同時にダンボールを持ってきてくれるので、配送業者の方を待たせて衣類を梱包しなければいけません。
どっちもどっちですね。
「自宅にダンボールがない!」という場合もあるので、一応デメリットとして挙げました。
4:北海道・沖縄からの申し込みは送料が高い(送料無料までのハードルが高い)
リネットに限らず宅配クリーニング全般に言えることですが、北海道・沖縄・離島から利用すると送料が高いです。
宅配業者の値上げの関係もあるので、仕方ない部分ではありますね。
リネットの場合、初回は利用金額に関係なく送料無料になります。
しかし、2回目以降は規定の金額以上にならないと送料無料にはなりません。
よく見ると送料自体が高いですし、送料無料までのハードルも高めです。
特に北海道と沖縄は距離もあるため、他の地域より送料が高めに設定されています。
リネットを実際に利用した感想【まとめ】
- 日常的に使いたい
- 安さ・速さ・品質すべてにおいて安心して利用できるところが良い
リネットの評判を検索したときに、ランキング上位にしているサイトが多かったので利用してみました。
料金はお手頃ですし、仕上がりも満足なレベルです。
正直なところ、北海道から日常使いするのは少し厳しいのですが、衣替えの時期などにまた利用したいなと思っています。
それくらい満足度が高かったです。
今後、靴や布団のクリーニングも利用予定です(利用したらレビュー記事作成します)。