本記事ではこのような疑問をお持ちの方に向けて、寛永通宝の価値や見分け方を徹底解説していきます。
相場や買取方法についても解説していきますので、ぜひとも参考にして、高価買取を目指しましょう。
目次
寛永通宝の価値ってどれくらいなの?
種類や母銭であるか、どのような状態なのか、など条件によって大きく変わります。
多く流通していたものは価値はそこまで高くなく100円程度になることも多いです。
ただし二水永などの価値の高いものは1万円を超すことも少なくありません。
寛永通宝と一言で言ってもさまざまな種類があり、それぞれの価値は大きく変わるということを覚えておきましょう。
寛永通宝が使用されていた当時はどれくらいの価値だった?
使用されていた当時の価値は1文か4文です。
裏面に波形が刻まれていると4文、刻まれていない場合は1文です。
これは現代で言うと、10円か40円ほどの価値となります。
ただしこれは当時の価値なので、現在取引をする上で1文か4文かの差はないと言って良いです。
またもともとが4文のものでも、買取額が40円以下になってしまうことは少なくありません。
古銭を買取に出す際は、当時の価値はあまり考えないようにしましょう。
寛永通宝の古寛永と新寛永って何が違うの?
取引する際に古寛永と新寛永で分けられることがありますが、これは製造開始時期によって分けられています。
1636年(寛永13年)6月から製造を開始したのが古寛永で、1665年(寛文5年)から製造を開始したのが新寛永としています。
前述したように寛永通宝は種類によって価値が大きく変わるので、古寛永だからといって安い・高いといったように大きく括ることはできません。
古寛永でも新寛永でも、高く買い取られるもの、安く買い取られるもの、それぞれ存在しています。
頻繁に取引される価値の低い寛永通宝の相場・見分け方を徹底解説!
ここからは頻繁に取引される、価値の低い寛永通宝の相場や見分け方を解説していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
浅草銭
まず紹介するのは「浅草銭」です。
江戸浅草の橋場にある銭座で鋳造されたと言われています。
買取額は100円~1,000円とさまざまですが、現在は正しく査定できる人が少ないため買取店で査定をしてもらうと低く見積もられがちです。
裏が無地であることが一つの特徴ですが、それ以外は書体が数多くあるため、見分けるのは困難です。
正字背文
「正字背文」は裏に「正」と書かれているのが特徴的な新寛永です。
買取額は100円以下になることがほとんどですが、母銭の場合は5,000円近くで買取されることも少なくありません。
小梅銭
「小梅銭」は裏に「小」と書かれているのが特徴的な新寛永です。
「正字背文」と同様に価値は低く買取額は100円以下になることがほとんどです。
芝銭
芝銭は裏は無地、銅で鋳造された古寛永です。
他と同じように価値は低く100円以下になることが多いです。
水戸銭
水戸銭も芝銭や浅草銭と同じように裏は無地、銅で鋳造された寛永通宝です。
ヤフオクなどでは300円ほどで取引されることが多いですが、買取店に出す分には他とほとんど変わらず100円前後に落ち着くことが多いです。
滅多に取引されないレアで価値の高い寛永通宝の相場・見分け方を徹底解説!
これまで紹介した寛永通宝は流通量が多いためほとんど価値が付きませんが、中には高額になるものがいくつかあります。
ここからはその中でも特に高額で取引されやすい「石ノ巻銭」「二水永」の価値や見分け方について紹介していきます。
石ノ巻銭
石ノ巻銭は裏に「仙」と刻まれているのが特徴的です。
ほとんど取引されることがないため、価値は定まっていませんが高ければ1万円での取引も期待できます。
買取に出す際はできるだけ信頼度の高い古銭専門店に出すと良いでしょう。
二水永
二水永は寛永通宝の中でも特に価値が高く取引されています。
裏には「三」と刻まれていたり「・」と刻まれているのが特徴の一つです。
また表の「永」が「水」に「亠(なべぶた)」を組み合わせたような字体になっているのが二水永ならではです。
買取額は数万円になることも少なくありません。
石ノ巻銭と同じように買取に出す際は、信頼度の高い古銭専門店に出しましょう。
寛永通宝を買取してもらえるおすすめ業者3選
最後に寛永通宝の買取におすすめの業者を3つ紹介します。
本来なら専門的な知識が必要となる古銭専門の買取店に依頼したほうが良いですが、ここでは全国的に対応していて、宅配買取や出張買取でも利用できる利便性の高い買取業者を紹介していきます。
口コミも一緒に紹介しますので、ぜひとも参考にしてください。
バイセル
買取業者名 | バイセル |
店舗数 | 5店舗 |
古銭以外に買取できる主な品目 | 着物・切手 |
特徴 | キャンペーンで買取額が上がりやすい |
バイセルはさまざまなキャンペーンを頻繁に開催しており、高価買取に期待が持てます。
店舗数は少ないですが、宅配買取をしているので、全国どこでも利用できます。
ただし宅配買取で査定額に納得がいかなかった時に返送してもらう場合は、返送料が自己負担となるので注意しましょう。
バイセルの口コミ・評判
以前、貴金属と古銭、切手を査定お願いしました。
貴金属は普通のものから石付きのものまで査定して頂きました、コロナのなかで全体的に石の価値が下がっているもののしっかりと査定して頂けたようなので安心して売却できました。店内も明るく店員さんの対応も接しやすくよかったです。
古銭は値段が付かないものもありましたがその後どうすればよいか教えてもらえたので親切でしたよ。すごく古いもののほうが価値がつきやすいんですね、、!ただ駐車場と提携していないのでその点だけ惜しかったなと思いました。引用元:Google口コミ
私のとある商品が他では100円だったのが、バイセルでは2000円でした。
このような現実が実際にあるので、必ず一社で決めないで比較検討した方がいいです。
その際に、『バイセル』を選択肢の一つとして考えてみてもいいと思いますよ。引用元:Google口コミ
おたからや
買取業者名 | おたからや |
店舗数 | 1200店舗 |
古銭以外に買取できる主な品目 | ブランド品・貴金属 |
特徴 | 店舗数が多く幅広い地域で店頭買取ができる |
おたからやは全国に1200店舗以上を展開する買取業者です。
ブランド品や貴金属の買取に強く、古銭もしっかりと査定をしてもらえます。
店舗が多いだけあって、査定員によって買取額にブレが出やすいのが欠点ですが、近くに他の買取店がない場合は、おたからやの店頭買取を利用してみてはいかがでしょうか。
おたからやの口コミ・評判
コインや古銭を持ち込みました。丁寧に見ていただいて買取額も納得できるものでした。またお世話になりたいと思います。
引用元:Google口コミ
故人の古銭やメダルを大量に持ち込みましたが、最初から丁寧に対応してくださいました。
他店数件にも同じ条件で査定をお願いしましたが、面倒くさい雰囲気を出して古銭はやらないとか、その場でざっと概算を出しそれが妙に高額でちょっと信頼しきれない感じのお店がある中、こちらのお店が妥当で一番誠実なお返事だったので決めました。引用元:Google口コミ
高く売れるドットコム
買取業者名 | 高く売れるドットコム |
店舗数 | 10店舗 |
古銭以外に買取できる主な品目 | 家電・貴金属 |
特徴 | 買取品目が幅広く断捨離におすすめ |
高く売れるドットコムは古銭だけでなく、家電や貴金属、楽器、カメラなどなど非常に幅広い品目の買取をしている業者です。
店舗数は特別多くありませんが、バイセルと同様に宅配買取ができるので利便性は抜群です。
古銭だけでなく、家じゅうの不要な商品をまとめて買い取ってほしい場合は高く売れるドットコムで断捨離をしてみてはいかがでしょうか。
高く売れるドットコムの口コミ・評判
今回初めて利用させて頂きました。土砂降りにも関わらず嫌な顔一つせずにいらしてくださったのが印象的でした。
また、途中で共通の話題で盛り上がることもあり、査定まであっという間でした。
買取価格も予想していた価格に近く、更には不用品の無料回収までして頂き嬉しかったです。
電話対応や会社の規約もしっかりしているようで、全体的に連携の取れたやり取りで安心しました。
また、機会があればこちらで査定をお願いしたいです。引用元:Google口コミ
初めて出張買取サービスを利用しました。電話をして翌日には訪問していただきました。作業や説明も丁寧で信頼できます。もちもん査定も期待以上でした。また機会があれば利用させていただきます。
引用元:Google口コミ
寛永通宝の価値まとめ
寛永通宝の価値はものによって大きく変化します。
価値の低いものは100円にもなりませんが、価値の高い二水永は1万円以上の買取額で取引されることも少なくありません。
ただし寛永通宝の価値をしっかり理解して、買い取ってくれる業者は多くありません。
総合買取店で寛永通宝を買取してもらう場合は、できるだけたくさんの業者で相見積もりをとって一番高い価格を出してくれた業者に買い取ってもらいましょう。