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ドライクリーニングと水洗いのメリット・デメリット|大きな違いは水で洗うか溶剤で洗うか

ドライクリーニングと水洗いの違いは?メリット・デメリットを解説

クリーニング店に衣類を出しに行ったとき「ドライですか?水洗いですか?」と聞かれたこともあるのではないでしょうか?

今回はこの2つの違いやそれぞれのメリット・デメリット、洗濯機のドライコースとの違いについてご紹介します。

違いを知り、適した方法でクリーニングに出してくださいね。

ドライクリーニングと水洗いの違い

ドライクリーニングと水洗いの違い

ドライクリーニングと水洗いの1番の違いは、「水で洗うか、溶剤で洗うか」です。

それぞれ洗い方が違い、落ちやすい汚れや適した素材などがあります。

ドライクリーニングとは?ドライクリーニングのメリット

ドライクリーニングの「ドライ」とは「水を使わない」という意味で使われている言葉です。

ドライクリーニングでは水の代わりに、油性の特殊な揮発性有機溶剤を使って洗います。

油汚れに対して効果が高く、口紅やファンデーションなど、油性の汚れ落としに最適。

ドライクリーニングにはこのようなメリットがあります。

ドライクリーニングのメリット
  1. 化粧品や油脂の食べこぼしなど、油性の汚れに対して効果を発揮する
  2. カシミヤやウールなどのデリケートな素材に適している
  3. コートやスーツなどの型崩れを防ぐ
  4. 水洗いでは色落ち、色移りが発生してしまう素材を洗える
  5. 水洗いの脱水のひねりに弱い素材(シルクなど)を洗える
ドライクリーニングは油汚れ、デリケート素材、型崩れ、色落ちなどの心配がある素材に対して有効な洗濯方法です。

ドライクリーニングは19世紀のフランスのパリで始まったといわれています。

うっかり衣類に油を落としてしまった際、今まで水では落ちなかった汚れがきれいに落ちたことから始まり、現在のドライクリーニングへと開発されました。

家庭の洗濯機や水洗いでは、水の中に洗剤を溶かして衣類を洗いますが、ドライクリーニングは溶剤そのものの中に衣類を入れて洗います。

ドライクリーニングのデメリット

なかなか落ちない汚れやデリケートな素材が洗える便利なドライクリーニングですが、このようなデメリットもあります。

ドライクリーニングのデメリット
  • 汗や果汁などの水溶性の汚れは落ちにくい
  • 匂いがとれない
ドライクリーニングは油性の汚れ落としを得意としていますので、汗や水性の食べこぼし、匂いなど水性の汚れに対しては効果を発揮しにくい面があります。

デリケートな素材や型くずれしやすい衣類を含め、油汚れの他に水溶性の汚れや匂いなどがある場合は、基本はドライクリーニングとし、別途しみ抜きなどを依頼すると良いでしょう。

水洗いとは?水洗いのメリット

水洗いはそれぞれの汚れに対して適切な洗剤を使い洗濯する方法です。

主にランドリーとウェットクリーニングの2種類に分かれます。

ランドリーはおなじみの「水洗い」で、それぞれの汚れに適した洗剤を使い水洗いする方法です。

ウェットクリーニングは、本来ドライクリーニングすべき衣類を中性洗剤でやさしく洗い、本来の風合いを極力保つようにした洗濯方法です。

水洗いのクリーニングには、このようなメリットがあります。

水洗いのクリーニングのメリット
  1. ドライクリーニングで落ちない汚れや匂いを落とすことができる
  2. ワイシャツやタオルなど、肌に直接触れるものはきれいに汚れを落とすことができる
油性の汚れが得意なドライクリーニングに比べ、水溶性の汚れ落としが得意なのが水洗いです。

水洗いのクリーニングのデメリット

汚れに適した洗剤を使用して洗濯するため、クリーニングに出す際は汚れや匂い、シミができた過程をしっかりと伝えることで、適した洗濯方法でクリーニングしてもらえます。

しかし、水洗いにはこのようなデメリットがあります。

水洗いのクリーニングのデメリット
  • 油性の汚れが落ちにくい
  • ウェットクリーニングの場合は洗い方が特殊なため費用、日数がかかる

油性の汚れが落ちにくい他、ウェットクリーニングは特殊な洗濯方法のため、料金が高く設定されている場合があり、かかる日数も若干長くなります。

ドライクリーニング対象品での水洗いは料金、日数ともに高くなりますが、シャツなどについた水溶性の汚れであれば水洗いできれいに落とすことができます。

また、ドライクリーニング対象品に汗や果汁などの水溶性の汚れがついてしまった場合は、多少費用や日数がかかっても、ウェットクリーニングを依頼することで衣類をきれいにすることができます。

汚れがシミになってしまわないためにも、保管前にはきれいに汚れを落としておくようにしましょう。

洗濯機でドライクリーニングできる?

洗濯機でドライクリーニングできる?

ご家庭の洗濯機に「ドライコース」というコースがあるかもしれません。

このドライコースはドライクリーンングとどう違うのでしょうか?

ドライコースとドライクリーニングの違い、適した衣類などをご紹介します。

洗濯機のドライコースとドライクリーニングの違いは?

家庭用洗濯機のドライコースは丁寧に洗いたい衣類を対象としたコースです。

油性の溶剤を使い洗濯するドライクリーニングとは根本的に洗い方が違います。

ドライコースはデリケートな衣類を洗うためのコースとなっているため、通常よりも洗濯槽の動きが少なく、どちらかというと漬け置きや手洗いに近い洗い方です。

すすぎの水流も穏やかで、脱水のときも衣類が絡まないようにほぐしながら行います。

洗濯から脱水まで、ソフトに洗濯をするコースになっている点が特徴です。

洗濯機のドライコースはどんな衣類を洗うのに適している?

洗濯機のドライコースは主に水溶性の汚れがついたおしゃれ着の洗濯におすすめです。

ドライコースは洗う力や脱水の加減が弱いため、傷みや縮みが発生しにくくなっています。

セーターやニットなど、縮みやすい素材やワンピースやスカートなど、ドライクリーニングに出すほどではではないけれど、丁寧に洗いたいという衣類の洗濯に特におすすめです。

使用する洗剤もおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用し、ふんわり仕上げるためにも柔軟剤を使うと良いでしょう。

洗濯前には表示を確認し、ドライコースで洗えるか確認するようにしましょう。

「手洗い可」や「ドライマーク」がついている衣類はご家庭の洗濯機のドライコースで洗濯することが可能です。

「セキユ系」や「水洗いできない」の表示があるものは家庭では洗えないため、クリーニングに出すようにしましょう。

コインランドリーでドライクリーニングはできる?

コインランドリーでドライクリーニングはできる?

コインランドリーに置いてある洗濯機は、ドライクリーニングに対応していない場合がほとんどです。

大容量でパワフルですが、水で洗うという点では家庭用洗濯機と同じで、溶剤で洗うドライクリーニングとは根本的に異なります。

コインランドリーの大型洗濯機は叩き洗いと呼ばれる上下に衣類を叩きつけて汚れを落とす洗濯方法です。

しっかりと落としたい水溶性の汚れがある場合は向いていますが、ドライクリーニングに出すような衣類など、デリケートな素材には向いていません。

大型であることから、家庭で洗えない大きなものの洗濯には向いるといえるでしょう。

ドライクリーニングが必要な場合は、専門の設備のあるクリーニング店に依頼する必要があります。

中にはドライクリーニングに対応しているセルフクリーニング型のコインランドリーもありますが、ごく一部です。

基本的にコインランドリーでドライクリーニングはできないと考えてください。

まとめ

ドライクリーニングと水洗いの違い、それぞれのメリット・デメリットなどをご紹介しました。

どのような衣類のどのような汚れを落としたいのかにより、ドライクリーニングか水洗いか変わってきます。

しっかりと落としたい汚れがある場合は、衣類をクリーニングに出すときに相談してみても良いでしょう。