革ジャンやレザージャケットを長持ちさせるための手入れ方法や、自宅での洗濯方法なども分かりやすく解説していますので、ぜひとも最後までご覧ください。
目次
革ジャン・レザージャケットをクリーニングに出すときの料金相場
革ジャンやレザージャケットのクリーニングにかかる料金は10,000円~20,000円です。
ただしお店によって革ジャンをどのようにクリーニングするか変わってきますので、料金だけで選んではいけません。
例えば「白洋舎」では革コートの持ち込み料金は8,800円、宅配でも9,680円と非常に安いですが、特別なサービスがついているわけではありません。
反対に宅配クリーニング専門の「キレイナ」では、トリートメントで革に栄養を補給してもらえるサービスがつきますが、料金は19,800円と高額です。
このようにそれぞれのクリーニング店で特色が変わりますので、自分に合ったお店を選ぶことが大事です。
鹿革のクリーニングの場合は高額になったり、ブランドの場合は高額になったりする場合もありますので、革ジャンをクリーニングする際は必ずお店に連絡をして詳しい値段を聞いておきましょう。
革ジャン・レザージャケットのクリーニングで気をつけるべきポイント
続いて革ジャンやレザージャケットのクリーニングをする際に、気を付けるべきポイントについて解説していきます。
このポイントをしっかりと把握しておかないと、のちのち後悔する可能性がありますので、しっかり確認してくださいね。
それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
革ジャンの使用年数を確認する
もしクリーニングをする革ジャンが合成皮革(合皮)の場合は使用年数を把握しておく必要があります。
合成皮革とは、布地をベースにして合成樹脂を塗ったことで天然の革のような見た目をした素材の事です。
つまり厳密には革とは言えず、使用してから3年ほどたつと表面の合成樹脂がボロボロとはがれてしまいます。
この状態になった合皮の革ジャンはクリーニングに出してしまうと更にボロボロになり、使い物にならなくなります。
合皮の革ジャンはボロボロになったらクリーニングに出すのではなく、買い替えるようにした方が良さそうですね。
ほつれや破れなど革ジャンの状態をチェックする
もし革ジャンにほつれや破れなどがある場合は、クリーニングに出す前に専門店にて補修をしておきましょう。
ほつれや破れがある状態でクリーニングに出してしまうと、更に破損が広がってしまう可能性があります。
補修をするのが面倒な場合は、補修も同時に行っているクリーニング店に出すとスムーズで良いですよ。
カビ取りを依頼する場合は料金を確認しておく
革ジャンにカビがついている場合は、カビ取りもクリーニング店にお願いする必要があります。
カビ取りは基本的に別途料金となっていますので、事前にクリーニング店に料金を確認しておきましょう。
そのためカビ取りを行う場合は、カビ取りの料金込みでクリーニング店を選ぶ必要がありますので、通常料金だけを見比べて選ばないようにしてくださいね。
革ジャン・レザージャケットにおすすめのクリーニング3選
そこでここからは革ジャンやレザージャケットにおすすめのクリーニング店を3つ紹介していきます。
3つとも宅配クリーニングを行っているため、基本的には全国的に利用が可能ですし、手軽にクリーニングできますよ。
それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
リナビス
リナビスは創業60年の老舗宅配クリーニング店です。
8つの「無料おせっかいサービス」が魅力となっており「送料無料」「シミ抜き無料」「ボタン修理無料」「クリーニング相談無料」「12か月保管無料」「毛玉取り無料」「再仕上げ無料」「おせっかい無料」と非常に数多くのサービスを行っています。
特に12か月の保管サービスは非常に有用で、革ジャンを使わなくなる春にクリーニングに出し、夏の間は保管してもらい、秋に革ジャンを郵送してもらうことができます。
革ジャンのクリーニングは15,400円から行っています。
もちろん革ジャンだけでなく、通常の衣類・ふとん・絨毯・靴など幅広くクリーニングを行っていますので、他にもクリーニングついでに保管をしてもらいたいものがあれば一緒に依頼してみてはいかがでしょうか。
白洋舎
白洋舎はシンプルかつ安い料金で人気のクリーニング店です。
店舗でのクリーニングはもちろん、宅配クリーニングも行っていますので、自分の生活リズムに合わせて注文できます。
革製品の料金は非常に安く、革コートの持ち込み料金は8,800円、革ジャンの料金は6,050円です。
宅配の場合でも500円~1,000円程度の追加料金で可能となっていますので、とにかく安く革ジャンをクリーニングしたい方におすすめです。
持ち込みでクリーニングお願いする場合は、お店のホームページから店舗検索をして、近くのお店を調べられます。
宅配クリーニングをお願いする場合は、対応地域が他の宅配クリーニング店に比べると少ないので注意が必要です。
キレイナ
キレイナは丁寧さ・仕上がりの良さに定評のある宅配クリーニング店です。
料金は非常に高くなっていますが、服に対して値段以上に価値を感じている方には特におすすめのお店です。
革製品に関しては、レザーウォッシュとカラーリフレッシュの2つのメニューから選ぶことになっています。
レザーウォッシュは、汚れを落として艶や風合い取り戻すだけでなく、トリートメントで革に栄養を補給するため、非常に良い仕上がりになります。
カラーリフレッシュは、色落ちや変色を色補修で復元するため、色あせた革ジャンを復元したい方に特におすすめです。
料金はカラーリフレッシュの方が高くなっており、鹿革の場合は3,300円料金がプラスされます。
大事にしている革ジャンや長年使いたい革ジャンをクリーニングしたい場合は、キレイナに依頼してみてはいかがでしょうか。
革ジャン・レザージャケットをクリーニングに出す頻度
革ジャンやレザージャケットは特にクリーニングの頻度が決まっているわけではありません。
ただ目安として、手入れをしていないようであれば2年に1回ほどクリーニングに出すと良いかと思います。
もちろん、自分で手入れをしっかり行っており、臭いが気にならないのであれば、クリーニングに出す必要はありませんし、手入れをしていても臭いが気になるなら、気になった時にクリーニングに出せばよいかと思います。
何度もクリーニングに出すと生地が傷む場合がありますので、1シーズンに何度もクリーニングに出す必要はありませんよ。
革ジャン・レザージャケットを長持ちさせるための手入れ・保管方法
大事な革ジャンやレザージャケットなら長持ちさせるためにしっかりと手入れを行いましょう。
前述したように、手入れをしっかりすることでクリーニングの頻度も少なくなります。
手入れ方法は「シーズン後に油分を補給」「着た後にブラッシング」の2つだけです。
革ジャンは油分を補給しないと固くなりますので、定期的に油分を補給する必要があります。
そのため、シーズン後は油分を補給してから太めのハンガーにかけて保管しましょう。
また着た後は馬の毛ブラシでメンテナンスをして、汚れを落とすと臭いがつきにくくなりますし、長持ちしますよ。
革ジャン・レザージャケットを自宅で洗濯する方法
最後に革ジャンやレザージャケットを自宅で綺麗にする方法を2つ紹介していきます。
基本的にはクリーニング店に任せた方が良いですが、それなりに値段がかかりますので、安く済ませるなら自宅での洗濯がおすすめです。
それでは詳しく見ていきましょう。
おしゃれ着用の中性洗剤で洗う
おしゃれ着用の中性洗剤なら革ジャンでも使用できる場合があります。
当然ではありますが洗濯機に入れると革ジャンが大きく劣化しますので、必ず手洗いで行いましょう。
浴槽などに中性洗剤を溶かし洗浄液を作ったら押し洗いで汚れを落とします。
その後はしっかりと手作業ですすぎを行い、タオルを使って脱水をしましょう。
後は風通しの良い日陰で干して、油分補給したら完了です。
革靴用汚れ落としを使用する
どうしても水につけたくない場合は、革靴用の汚れ落としを使用して綺麗にしましょう。
手順としては革靴を手入れする際と同じです。
ただし毎回着た後にブラッシングをしているのであれば、そこまで汚れはついていません。
基本的には前述したように、日々の手入れを行い汚れがつかないようにしておきましょう。
汚れが付いた時だけ、革靴用の汚れ落としを使用すると良いですよ。
革ジャン・レザージャケットのクリーニングまとめ
- 革ジャンのクリーニング料金相場は10,000円~20,000円
- クリーニング前には補修が必要ないか確認する
- 革ジャンのクリーニングは「リナビス」「白洋舎」「キレイナ」がおすすめ
- 革ジャンのクリーニング頻度は2年に1回を目安に
- シーズン後は油分を補給して手入れをする
- おしゃれ着用の中性洗剤なら自宅でも洗える
革ジャンやレザージャケットは自分で手入れを行うことでクリーニングの頻度を減らせます。
毎シーズン油を補給してしっかりとブラッシングを行っていれば、臭いが気にならない限りはクリーニングは不要です。
汚れが目立つ場合や、臭いが気になるなら本記事で紹介したクリーニング店をぜひとも利用してみてくださいね。



