【ンダモシタン小林】霧島連山の湧き水で育まれるのは食べ物だけではない!小林市が子育て環境全国トップクラスのワケ(宮崎県小林市)


小林市

 

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宮崎県の南西部に位置し、北部は熊本県、南部は鹿児島県に接する宮崎県小林市は、最近子育て環境として注目を集めている。宮崎県は合計特殊出生率が全国第2位、「いい子どもが育つ」都道府県ランキングでも3回連続第1位または第2位を獲得しているが、そんな宮崎県のなかでも小林市はトップクラスの環境だという。また「住みよさランキング2014」九州・沖縄地区トップ20でも、宮崎県内では唯一小林市がランクインした。なぜ小林市は子育て環境として適しているのか、その理由に迫った。

 

霧島連山の湧き水がもたらす恩恵

市の南西部には霧島連山が、北部には九州山地の山岳が連なり、その山麓に広がる小林市は、春は数キロ続く桜並木が、初夏には湧き水に生息するホタルが、夏には「星空のうつくしいまち」日本一に計5回選ばれるほど満点の星空が、秋にはコスモスが咲き乱れる高原が、などなど市内各所で四季それぞれを楽しむことが出来る。都会で生活していると、気温以外で季節の変化を感じる機会は少なく、四季を感じるためにはわざわざ遠出をしないといけない。しかしこの地であれば、四季の移ろいを日常生活のなかで、それも目で楽しむのはもちろん、草木の匂いや鳥の鳴き声、肌触り、食べ物など、まさに五感で感じることが出来るのだ。

 

霧島連山3

 

一面に咲くコスモス2

 

自然を感じられる地域はほかにもあるかもしれない。しかし自然がもたらす小林市の恵みは四季の移ろいだけにとどまらない。活火山である霧島連山に降り注いだ雨水が、50年の歳月をかけて地中奥深くでゆっくりと栄養分、特に肌や髪、血管、皮膚、爪などの組織生成に不可欠な重要ミネラルであるシリカ(=ケイ素)を豊富に吸収し、市内各所で湧き出ている。そして名水百選にも選ばれたこの湧き水は、小林市では水道水としても使われているので、最低限の消毒処理はされているものの、蛇口をひねれば美味しくて安全な水がすぐに手に入るわけだ。海外では水道水をそのまま飲める国は限られており、日本の水道水でトップクラスと言うことは世界トップクラスと言っても過言ではないだろう。

 

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また農業生産額全国第6位を誇る宮崎県はさまざまなブランド食材が有名だが、小林市でも平均気温が高く、日照時間、降水量も全国トップクラスの温暖な気候のもと、和牛のオリンピックで日本一に輝いた「宮崎牛」や鶏・豚の畜産、また「完熟マンゴー」「めろめろメロン」をはじめさまざまな野菜やフルーツ栽培が行われていて、これら農畜産にももちろん湧き水が使われている。大阪から移住してきて、品種改良を繰り返しながら野菜栽培をしている梶並達明さんは「孫に食べさせたいと思える野菜づくりを心掛けている」と話し、温暖な気候と湧き水に育てられた梶並さんの野菜は東京の一流レストランでも使われているくらいだ。

 

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そして物価の安さが全国第1位であることや、生産地のおひざ元であることから、そんな数々の農畜産物が、市内のスーパーでお手頃価格で手に入るほか、ごひいきの農家さんから直接購入する市民も多い。東京から移住してきた伊藤斉さんは「湧き水でつくられた野菜なので美味しいのはもちろん、作った人の顔が見えるので安心できる」と話す。大自然の恵みによって育まれた安心・安全な食材が、毎日の食卓に並ぶとはなんとも羨ましい限りだ。

 

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自然と地域に育まれる人間力

しかし豊かな自然環境で育まれるのは農畜産物にとどまらない。小林市健康推進課の峯田孝子主幹は「三つ子の魂と言いますが、幼少期に五感で自然を体験することは、子どもが生き抜く力や人間力を養うのに最も適していると言えるでしょう」と語るように、豊かな自然、そしてその自然がもたらす水や食べ物は子どもの成長において最高の環境と言えよう。

 

子ども遊ぶ5

 

また小林市の住民は、よく言えば親切、悪く言えばおせっかいと言われるほど、人と人との距離が近い。都会では同じマンションの隣人すらわからないことも多いが、小林市ではご近所づきあいも密接なので、子育ての先輩方に相談したりできるほか、「よその子どもを叱る大人がいなくなった」と言われて久しいが、まだまだそんな大人が近所にいるのは心強い。

 

そのため地域で子どもを育てるという意識も強い。小林市では県内でもいち早く「小学校での副担任制」をはじめ、どんどん新しいことを積極的に採り入れているが、校内に住民交流の場として「茶飲み場」を設けたり、放課後に住民が児童の勉強を見る「寺子屋」を設けたりする小学校もあるなど、特に「地域との関わり」を重視している。

 

茶飲ん場1

 

寺子屋8

 

こうした「地域で子どもを育てる」風土をさらに磨くべく、市では2015年度から「0歳から100歳までの小林教育プラン」を策定した。これは子どもの自立を促し、感謝する心を育むとともに、大人になってからは「今度は自ら貢献したい」という気持ちを自然と抱いてもらうことで、「学びたい」という子どもの想い、「学ばせたい」という大人の想いを高めながら、地域全体で子どもを育てる風土を磨いていく狙いだ。

 

そんな「豊かな自然」と「地域で子どもを育てる風土」を求めて、特に東日本大震災をきっかけに従来の経済合理主義から、安心・安全や家族との時間など精神的満足の追求へと価値観が変わった人たちを中心に、小林市へ移住してくる家族がこの数年少しずつ増えてきている。

 

まずはお試しあれ!

 

とはいえ、いきなり移住となると相当の覚悟が必要だ。そこでまずは大自然と人情を体験しに、「お試し滞在」を利用してみてはどうだろう。

小林市では移住を検討している人に対して、市中心部に3LDKで寝具や電化製品なども備え付けた部屋を用意していて、1日1室1,000円で利用できる。またのどかな田園風景が広がる霧島連山の北部では、田舎暮らしが堪能できる農家民泊も利用可能だ。

 

お試し滞在施設5

 

さらに体験滞在者向けの「体験ツアー」もこの秋から開始される予定だ。最近は移住希望者向けに滞在施設を設ける地域も増えてきているが、ただ泊まるだけでは結局観光と変わらず、移住後に「想像とは違った」というケースも各地で散見される。しかしそれでは地域にとっても、移住者にとっても、お互い不幸なだけだ。

そこで小林市では「体験ツアー」を設けて、小林市で生活するうえで押さえておきたい主要スポットを案内するほか、移住者や地元住民との交流などもアレンジされるので、小林市での暮らしをよりイメージしやすくなることだろう。

「移住はお見合いみたいなものだと思います。万人に対して受けるように、表向きを飾りたてたり取り繕ったりしても、決して長続きせずにお互い不幸になるだけです。なのでまずはありのままの小林市をご覧いただき、ありのままを体感してもらいたいと思います。来てもらえればきっと気に入ってもらえる、その自信はあります!」と移住相談窓口を担当する小林市市民協働課の上野祥枝さんは力強く語る。

 

 

移住相談窓口の上野祥枝さん

 

百聞は一見にしかず、小林市が気になったらまずは些細なことでも質問・相談してみよう。きっと“おせっかい”なくらい、あなたの相談に親身にのってくれるに違いない。



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